ご挨拶
当分野では、電気生理学的手法や胎児手術、遺伝子改変動物を用いた疾患モデルとカテーテルやエコーなどによる機能評価、低酸素や高圧環境での培養システムなどの独自の実験系を構築して、胎児から成人までの心血管系の発達と病態の解明を行っています。また、人工血管の開発やバイオマーカー探索など医工産学連携による橋渡し研究を行っており、1細胞の解析から個体レベルの機能評価までを行える体制を整えつつあります。
様々なバックグラウンドの教員・学生が、多様な視点から議論を深めながら研究を進めています。
枯れ木に花咲きたりというとも、先ず生木に花さく故をたずぬべし 『三浦梅園自然哲学論集』岩波文庫より
江戸中期の哲学者であり医学者でもある三浦梅園の言葉です。「生理を知って病態を解く」、このような当分野の研究に興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、お気軽にお声掛けください。
略歴
1994年 3月 岡山大学医学部卒業
1994年 4月 横浜市立大学で研修医として勤務
1996年 4月 済生会横浜市南部病院小児科勤務
1998年 4月 東京女子医大循環器小児科練士
1999年 4月 横浜市立大学附属市民総合医療センター心血管センター勤務
2000年 4月 済生会横浜市南部病院小児科勤務
2003年 4月 横浜市立大学医学部循環制御医学研究員ー助手
2005年10月 カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部薬理学博士研究員
2008年 4月 横浜市立大学医学部循環制御医学助教
2011年 4月 横浜市立大学医学部循環制御医学講師
2014年 4月 横浜市立大学医学部循環制御医学准教授
2014年 4月 大阪大学大学院生命機能研究科招へい准教授―2020年3月
2019年 4月 東京医科大学細胞生理学分野主任教授
資格
医学博士
日本小児科学会専門医
日本循環器学会専門医
日本小児循環器学会専門医
難病指定医
生理学エデュケーター 日本生理学会
Fellow of the American Heart Association
所属学会
日本生理学会、日本病態生理学会、アメリカ生理学会(American Physiological Society)、
日本薬理学会、イギリス薬理学会、日本結合組織学会、日本小児科学会、日本循環器学会、日本小児循環器学会
日本平滑筋学会、アメリカ心臓学会(American Heart Association)
学会役職等
日本生理学会理事、学術研究委員会委員
日本薬理学会評議員
日本結合組織学会評議員
日本病態生理学会評議員
日本小児循環器学会評議員、渉外委員会委員、ガイドライン部会副委員長
日本心臓血管発生研究会幹事
日本小児心血管分子医学研究会世話人
東京脈管研究会世話人
British Journal of Pharmacology, Editorial Board Member
Scientific Reports Academic Editor, Editorial Board Member
PLoS ONE Academic Editor, Editorial Board Member
BioMed Research International Editorial Board Member